TSMCというメーカーを知っていますでしょうか?このTSMCというメーカーというのは、AppleのAシリーズであったりMシリーズなどのCPUを製造しているメーカーとなっています。
今回このメーカーが、3nmという非常に細かいプロセスルールのCPUを投入する予定でテストをしているという情報があります。
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プロセスルールとは?
プロセスルールというのは、細ければ細かいほど、処理能力も早く、またバッテリーの消費に関しても、かなりよくなるというものです。

こちら少し前のニュースとなっていますが、TSMCがすでに3nmのリスク生産に入っているとも報じられております。
リスク生産というのは、まだ受注がないにも関わらず、将来の受注を見越して、その受注が入った時を予想して生産をするということです。
OEMメーカーとしては、受注が入っていないにも、関わらず生産をするというところは、正直なところリスクが大きいです。
受注が入った後に製造をするということが、メーカーとしては基本的な考えだと思いますが、それをすることなく、 このような受注が入ってくると予想して生産を行うわけです。
ただTSMCという会社は半導体では、かなりの立ち位置の会社なので、受注が来ないわけはありません。
✔通常の生産は受注が入ってから製造を行うことが基本
✔TSMCには実際に受注が入ってこないわけはない?
このようなことがあり、3nmという非常に細かいプロセスルールのものを製造しているわけです。
TSMCによると、3nmという細かいプロセスルールになると5nmよりも10%から15%程度パフォーマンスが向上し、消費電力は20%〜25%程度削減することが可能になるということです。
また2022年に発売される予定のiPhone14のCPUというのは、4nmというプロセスルールになるとも言われております。
それはA16と呼ばれるCPUということになります。

こちらにiPhone16の情報を掲載しておきます。
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3nmのテクノロジーはiPadが初めてになるのか
iPadは年々発売されておりますが、iPadは3nmのテクノロジーを使用して作られた始めてのプロセッサーになるとも言われております。
iPadというのは、基本的にMシリーズというCPUを搭載しています。
今まではAシリーズのCPUを搭載していましたが、2021年の時点ではMシリーズのCPUを搭載しています。

MシリーズというCPUに変わり、かなり高速になっており、MシリーズのCPUは今後M2やM3などのCPUになると言われております。
そういうこともあり、M2あたりで3nmという非常に細かいCPUのものになるのではないかと思います。
ただこのMシリーズというのは、MacBookにも利用されておりますので、iPadのみならずMacBookにも搭載される可能性が非常に高いと思われます。

こちらの情報も合わせてご確認ください。
ただ2022年頃に3nmの製品が出てくると思われますので、日本ではまだ先の話ではないかと思います。
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CPUが早くなるといいことがいっぱい
CPUの処理速度が早くなるということは、消費者にとってはいいことがいっぱいです。
✔アプリの起動が早くなる
✔本体の起動時間が早くなる
最大のメリットというのは、ストレスが減るということではないかと思っています。
CPUの能力が低いとストレスがたまります。そのストレスをなるべくへらすためには、やはりCPUが高速であることが条件となります。
昨今のスマートフォンでそこまで処理速度が遅いということで、困るということはないかもしれませんが、それでも数年前のスマートフォンを利用すると、どうしても遅く感じることもあります。
スマートフォン含めてパソコンもそうなのですが、処理速度が遅いということは、結果的にあまりいいことはありません。
イライラが募るだけなのです。ただし安価なスマートフォンというのは、そういうことは十分に考えられます。
2021年の時点でも7nmというプロセスルールのCPUがあったり9nmというプロセスルールを採用しているCPUを搭載しているスマートフォンがあったりと、数年前の技術を利用したCPUを搭載しているスマホもかなり多くあります。
ただその分価格が安価であったりするので、それはユーザーとしてもメリットがあるといえばメリットなのかもしれません・・・・
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