A14と呼ばれる2020年に搭載されるCPUのプロセスルールが5nmになると報じられています。
5nmプロセスになるとどうなるのでしょうか?非常に細かいプロセスルールで製造されることにより、どのような影響があるのでしょうか。
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iPhone11に搭載されているCPUは?
iPhone11、iPhone11Pro、iPhone11ProMAXの3つのモデルというのは、A13と呼ばれるCPUを搭載しております。
A13でのベンチマークというのは、非常によくなっており、かなりオススメできる機種です。
こちらがベンチマークの結果となっています。ベンチマークは45万を超える結果となっており、iPhoneXSシリーズでは35万程度となっていますが、2019年モデルのiPhoneいわゆるiPhone11では45万を超えるベンチマークの結果となっています。
かなりの能力であることがわかるかと思います。能力が高いことがわかると思います。2020年に発売されるiPhoneというのは、それよりさらに能力が上がる可能性が非常に高いと思います。
それではどれくらいの能力アップになるのでしょうか。
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A14の実力はどれくらいになるのか
まずはA14ですが、5nmというプロセスルールに変わる予定です。
5nmというプロセスルールというのは、どういうことなのでしょうか?
プロセスルールというのは、半導体内部の面積を示すものです。細ければ細かいほど、どういう効果があるのかというと少しわかりやすく説明しましょう。
例えば
1cm間隔に導線があったとします。
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イメージはこんな感じです。
その間を電気が通るとします。
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このように間を電気が通るわけです。その間隔が短いほうがロスが少ないと思いませんか?
1cmと5mmなら5mmのほうがロスが少ないですよね?このロスをどんどん少なくしていくということで、プロセスルールとして、5nmから3nm、2nmと減っていったほうが間違いなく、ロスが少ないわけです。
ロスが少ないということは、それだけ電気を使わずに済むのです。電気を使わずに済むということは、それだけバッテリーへの負担は少なくて済むわけです。
そういうことをトータル的に考えると、非常にメリットがあるかと思います。よってプロセスルールが少なくなるということは、いろんな意味でオススメできるわけです。
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7nmから5nmに
7nmから5nmになるわけです。当然ながら電力消費量は少なくなります。それ以外にも電力消費量が少なくなるということは、効率は上がるわけですね。
効率が上がるということは、トータル的に見たときに省エネかつ高性能になるわけです。
7nmから5nmになるということは、それだけでもかなりのメリットがあるわけです。
プロセスルールというのは、A12とA13では同じ7nmのプロセスルールでした。となると基本的には同じプロセスルールの中でのスペックアップを図るしかないのです。それがプロセスルールがよくなるということは、CPUとしてかなりメリットがあることです。
いわゆるクロック数を下げてでも前モデルのCPUと同じ能力が発揮できるということになるわけです。クロック数というのはいわゆる頭の回転数です。
回転数が上がればそれだけ発熱するわけです。発熱するとそれだけバッテリーの消費量も上がるわけです。スマホにとってバッテリーの能力というのは非常に重要です。また回転数ができるだけ低いほうが能力もいいわけです。いろんな意味で回転数が低く、高パフォーマンスというのが一番いいわけですね。
それを実現することができるのは、プロセスルールの改定なのです。プロセスルールの改定を行うことができれば、トータル的なCPUの能力としてはかなり上がるのです。
今後も定期的にプロセスルールの改定というものが行われますので、そのあたりは注力して見ておく必要があるかと思います。
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今後ますます能力は上がっていく
これはiPhoneだけの話ではありませんが、これ以外にもスマホの能力というのはますます上がっていきます。
それこそムーアの法則ではありませんが、2年ごとに2倍近くの能力が上がるのです。
それくらいこの世界というのは日進月歩なわけです。日進月歩という世界なので、能力はどんどん上がっていくことを見据える必要があります。
基本的にCPU単体の能力だけ考えるとiPhoneに搭載されるCPUの能力はAndroidに搭載されるCPUの能力よりも低いと言われています。
それでもかなりのパフォーマンスを出すことができるということで、iPhoneというのは、非常に素晴らしいガジェットであることがわかるかと思います。
今後もiPhoneは能力アップしていってもらいたいですね。
それだけiPhoneというのは、それ単体でも十分なガジェットなのです。能力がかなり上がってきますが、気になるのは価格です。能力が高くなるということは、それだけ価格に反映されるわけです。少し前の技術というのは、いわゆる枯れた技術とも言われ、価格は下がっていきます。最新のCPUというのは、非常にいいのですが、価格が高くなるという問題も出てくるのです。
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A14はMacBookPro15インチの性能に匹敵
A14というCPUはMacBookProの15インチの性能に匹敵するようです。かなりの性能があるということがわかるでしょう。
そこまでの高い性能のCPUになるということは、iPhone12で搭載される予定になっているので、かなり期待ももてるのではないかと思います。
CPUの性能は年々向上していることは知っている人も多いと思いますが、ノートパソコンレベルにまでレベルが上がっているというと、本当に驚きですよね。
A14のマルチコアのスコアがかなり上昇するとも言われており、恐らく6コアになると予想されます。
Appleは継続して6コアのCPUを採用しており、この6コアはiPhoneと相性がいいのでしょう。
Androidでは8コアのCPUを採用している機種が多いですが、コア数の多さというのは、あまり気にすることはないかと思います。
AndroidとiPhoneはよく比較対象となりますが、CPUは基本的に異なるものなので、OSとの相性などもあり、どちらがいいのかというのは、一概には言えません。
それでもMacBookProと同じくらいの性能のCPUがiPhoneに搭載されるということは、かなり期待出来るのではなかと思います。
MacBookでも今後ARM設計のCPUが搭載される可能性もあるなど、iPhone用のCPUというのは、非常に優れたCPUとなります。本当にMacBookを超える可能性があるかもしれませんね。それくらいCPUの能力は高いということになります。
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